不忍ブックストリート

10月 18, 2020
2020年の「不忍ブックストリートの一箱古本市」開催について

 東京の谷中・根津・千駄木界隈で本についての活動を行う「不忍ブックストリート」は、2005年の結成から今年、15周年を迎えました。

 今年のゴールデンウィークに開催予定だった「不忍ブックストリートの一箱古本市」は、その節目を祝うものになるはずでした。しかし、新型コロナウイルスの拡大によって、残念ながら中止せざるを得ませんでした。

 一箱古本市と同時に配布する「不忍ブックストリートMAP」は今年も制作しましたが、例年のように広い範囲に配布できておりません。

 あれから半年が経ちました。いまだに私たちはコロナの存在を意識しながら生活しています。この間、各地で予定されていた一箱古本市などのブックイベントは、ほとんどすべてが延期あるいは中止になっています。9月頃からは、小さい規模ながらいくつかの場所で一箱古本市が開催されています。それぞれ感染対策に留意し行われています。
私たちとしても、春にできなかった一箱古本市を開催したいという気持ちは強くあり、その可能性やタイミングを話し合ってきました。しかし、ご存知のようにもともと谷根千は人出の多いエリアであり、不忍ブックストリートの一箱古本市には毎年1000人以上の方が訪れます。参加する「店主さん」も最低でも50人はいらっしゃいます。また、「街を歩いて本と出会う」という目的のために、エリア内の十数カ所を「大家さん」としてお借りするとともに、運営の手助けをしていただく「助っ人さん」にも多く参加してもらっています。つまり、関わる人数が他の一箱古本市に比べて多いため、感染のリスクも高くなってしまうのです。
そのため、年内については一箱古本市を開催できないと判断せざるを得ませんでした。

 今後、コロナの状況をにらみつつ、開催の可能性を探っていきたいと思います。決まりましたら、公式サイトやSNSを通じて発表します。
またお会いできる日まで、みなさんが健やかにお過ごしになることをお祈りします。

2020年10月18日

不忍ブックストリート代表 南陀楼綾繁